[ EP ]
メルヘンと回転体 die Märchen und deren Rotationskörper
|| 2011 || CDR (Ltd) || Handmade Diaspora
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本多篤史氏の詩集『童話』から4篇の詩をフィーチャーした小品集。
懐かしい思い出のようでありながら遠い異国のおとぎ話かのようでもある詩世界に、電子音響とポエトリーリーディングによるパーソナルな音づくりで寄り添った、コンセプチュアルな1枚だった。
朗読は友人の妹、友人の息子、そしてアサミ・ラムジフスキー自身が担当している。
本作収録曲はのちにいずれもなんらかの形で別作品に収録されるが、M1, 2, 4の朗読入りヴァージョンはここでしか聴くことができない。
アイテム自体も、限定生産かつ手売りのみでの販売というパーソナルなものに。カバーに描かれた金・銀・青の星や泡たちは1つ1つ手作業でシールを貼り、それ以外は単色刷にするなど、あえて手作り感を押し出した。
なおよく誤解されるが、右下にいるハットをかぶった人物はラムジフスキーのシルエットではなく、たまたま旅先で撮影した銅像のもの。