[ 短篇集 ]
光源のない走馬燈
|| 2015 || Kindle || 破滅派
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2008年~2015年までに書いた作品から7篇の短篇をピックアップした、著者初となる短篇集。通底するテーマは、「光」「色」「器」そして「別離」。新作・未発表作・大幅改作も含まれており、2015年夏時点での集大成といえる作品になっている。
巻末には各作品の背景について記した解説も併録。解説中でアサミ・ラムジフスキーが死んだ体になっているのは、当時このペンネームを捨ててリボーンしようとしていた名残である。結局いろいろな人から「いい名前じゃん」と言われてそのまま今に至る。
カバー写真は千葉県内のとある山に登っている途中に撮ったもの。おそらくもう回転することはないであろう車輪を光のない走馬燈に重ね合わせたのだったが、いささか退廃的になりすぎたか。